鼻うがいを試したけど、すごく痛かった!なんて話を良く聞きます。
実は、鼻うがいを正しくやれば痛くないのは知っていましたか?
やり方を知らなかった時は、水道水に適当に塩を入れて思いっきり吸いこんでいましたので、すごく痛かったのを覚えています。
私のように、無知の状態で鼻うがいをすると、鼻の粘膜を傷めたりするので危険ですしツーンと痛いです。
今回は鼻うがいをしても痛くない、とっておきのやり方や、注意点などをまとめてみました。
参考にして実践してみてください。
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鼻うがいをするとツーンと痛いのはどうして?
そもそもどうして、鼻うがいをしようとすると痛くなるか知ってましたか?
簡単にお伝えすると、水道水と浸透圧が原因です。
水道水の中にはカルキが入っていますね。
このカルキを抜いて使用しないと、ツーンとしちゃいますので、水道水を使う場合は沸騰させてカルキ抜きをします。
ですが完全には抜けない場合がありますので、ミネラルウォーターや浄水器の水がおすすめです。
さらに、水の浸透圧が体液と差があるために痛みが起きます。
痛くないように人の体温と同じくらいのお湯に食塩を入れて、温かい生理食塩水を作ります。
これで、鼻うがいをしても痛くないです。
では、どのように鼻うがいをやれば良いのか、やり方を見て行きましょう。
鼻うがいが全然痛くないやり方
鼻うがいをするのに準備が必要です。
人肌くらいの生理食塩水を作る事と、市販のノズルの付いた容器が必要です。
家にあるコップでも大丈夫ですが、鼻から勢いよく吸いこまないといけないので危険です。
《生理食塩水の作り方》
上記でお伝えした、ミネラルウォーターや浄水器の水を、35度前後の人肌程に温めます。
そこに食塩を入れますが、目安としては500mlに対して小さじ1杯弱の食塩4gを入れて完成です。
《用意するもの》
- 作った生理食塩水
- ノズルのついた容器
《やり方》
洗面器に食塩水を貯めるやり方もありますが、鼻に入った水や鼻水が洗面器に入ることがあります。
それを吸い込む事に、私は抵抗がありますので違う方法をご紹介します。
- ノズルの付いた容器に生理食塩水を入れます。
- 少しうつむきながら、鼻に入れます。
- 容器を押して洗浄し鼻から出します。
- 同じように逆の鼻も3回程繰り返します。
- 洗浄後は静かに鼻をかめみます。
これで、鼻がスッキリしますよ。
また、少し慣れてきたら口から出すやり方で、さらに奥まで洗浄できます。
やり方は、
- すこし上を向きながら容器のノズルを鼻に入れます。
- 「えー」と声を出しながら流し込むと、口へ流れます。
- 飲み込まずに、口から吐き出します。
- .洗浄が終わったら、静かに鼻をかめば完了です。
スッキリしますので、無理をせずゆっくり行いましょう。
もし、生理食塩水を作るのがめんどくさい、食塩の量を間違ってツーンとなるのが心配であれば、市販の洗浄液・専用器を購入しましょう。
市販の洗浄液は、痛くない洗浄液が沢山ありますし、ノズルのついた専用器もネットなどで購入できます。
初めてで不安がある人は、こういったものから始めるといいでしょう。
《おすすめ》
・ハナノア専用洗浄液
容器に洗浄液を入れ、少し上を向きながら行います。
鼻から入れて口から出しますので、喉の上部付近まで綺麗に洗浄できます。
もし、鼻から入れた物を口から出すことが嫌であれば次のタイプがおすすめです。
・ハナノアシャワー鼻うがい
これは、自分の力で容器を押してシャワーで洗います。
下を向いたまま鼻に噴射したら、そのまま鼻から出します。
・ハナクリーンEX
少し高いのがデメリットですが、専用ノズルがついていて手動ポンプ式なので楽に洗浄できます。
思いっきり手動ポンプを押すと鼻が痛いので、ゆっくり洗浄しましょう。
この様に市販されているものであれば「痛くない鼻うがい」と謳っている事が多いので安心ですよ。
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鼻うがいが上手く出来ない場合の別のやり方
このように思っていませんか?
- どうしても鼻うがいが失敗して、うまく出来ない!
- 小さい子供に鼻うがいさせたいけど、まだ出来ない!
- 出来る限り痛くない方が良い!
このような場合の鼻うがい方法をご紹介します。
それは、家庭用の吸入器を使います。
吸入器って鼻うがいにならないんじゃないの?っと思ったかも知れません。
ですが、痛くない鼻うがいとして使わます。
耳鼻科で治療後に行う吸入を自宅でも手軽にできるコンパクトな吸入器です。
蒸気を使うので、鼻だけでなく喉にも優しく両方の洗浄ができます。
スチームが出る所に、鼻と口を近づけてスイッチをONにすれば快適に洗浄ができるのでとても楽です。
使用後はスッキリして潤うので気持ちよく、いつでも手軽に使えて便利です。
この方法は、危険が無く小さなお子様が使用するには、かなりお薦めです。
鼻うがいをする時の注意点!
鼻うがいは一度やると爽快感がありますが、注意点があります。
- 1日に1回を厳守
- 洗浄後は鼻を強くかまない
- ハナクリーンのポンプ式は、ポンプをゆっくり押す
- 生理食塩水や洗浄液以外での鼻うがいは控える
この4つが注意する点です。
鼻うがいは、1日に何度も行うと鼻の粘膜を傷めてしまったり乾燥がひどくなる可能性があります。
また、洗浄後は鼻を静かにかまないと、鼻の中に残った液が耳管に入って中耳炎の原因になります。
ハナクリーンのポンプ式は、押す力で水量を調整できます。
強すぎると粘膜を傷め、さらに中耳炎を引き起こす恐れがあるので気をつけましょう。
イソジンンなどのうがい薬や緑茶を代用したり、他の洗浄液での鼻うがいはやめましょう。
症状が悪化したり、ツンとした痛みが出たり、副作用の恐れがあるので使用しないでください。
もちろん、スッキリするからとやり過ぎると、却って鼻腔を傷めてしまうので、おすすめしません。
まとめ
鼻うがいをするのに痛くないやり方を見てきました。
ひと昔前、鼻うがい?って思っていたのは私だけでしょうか。
今では、その効果が広まり、鼻うがいが誰にでもできるよう、専用品や専用器も売られています。
花粉症だけでなく、慢性的な鼻づまり、風邪やインフルエンザ、鼻づまりによる口呼吸、そして喉の炎症にまで効果が認められるようになりましたね。
ただ、やり過ぎてしまうと却って鼻の中を傷めたりします。
1日1回を守って、有効に行うようにしてくださいね。
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