ついつい美味しいから食べてしまう納豆ですが、食べ過ぎるとリスクがあります。
「えっ!昨日食べすぎちゃったけど大丈夫かな」と心配になるかもしれませんが、1日だけ食べ過ぎても影響はありません。
気にしなくて大丈夫です。
しかし、納豆が好きで、1日数パックを週に何度も食べているとリスクが高まります。
心配なのは病気や副作用などですね。
そこで、今回は納豆の食べ過ぎで起こる病気や、副作用をまとめています。
また、食べ過ぎで体臭が納豆臭くなるのかと、食べ過ぎにならない適量は1日1パックの理由も一緒にご紹介します。
是非、参考にご覧ください
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目次
納豆の食べ過ぎで起こる病気は?
食べ過ぎによって病気のリスクが高まると心配ですよね。
納豆は栄養が豊富で体によく、毎日食べることで高血圧や高血糖、高コレステロールを下げる効果もあるとされ、健康にはよい食べ物です。
しかし、やはり食べ過ぎるとよくありません。
納豆好きな私としては、目をつぶりたいところではありますが、見て行きましょう。
痛風になりやすい
納豆には、たらこなどの魚卵などに入っているプリン体が多く含まれています。
なので、毎日プリン体を多く含んでいる食材を食べていると、痛風になる可能性が高まります。
病院などで痛風予備軍と言われていたら、まず納豆をやめるか少量にしましょう。
以前、私の上司が痛風になった人がいましたが、靴も履けず激痛で車のアクセルも踏めない状態だったので、私が運転手で送り迎えをしていたことがありました。
痛風になった人しかわかりませんが、本当につらそうな病気です。
※プリン体の1日の摂取量に関しては下述にまとめています。
納豆の食べ過ぎで起こる副作用
納豆を食べ過ぎて副作用なんてあるの?って思いがちですが、実はあるんです。
この副作用は、女性男性関係なく起こりますが、どちらかというとホルモンバランスが影響してくるため、女性への影響が少しだけ大きいです。
それでは、見て行きましょう。
イソフラボンの過剰摂取によるホルモンバランスの乱れ
納豆に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンのバランスをよくし、更年期障害の症状緩和や美肌にもよいとされています。
また、さまざまな女性特有の病気予防や男性の薄毛にも効果があるとされている為、女性男性関係なく嬉しい成分なのです。
しかし、食べ過ぎるとホルモンのバランスが、却って悪くなりますので注意が必要です。
また、女性特有の病気を発症している場合にイソフラボンが良いからと、積極的に取ると悪化させてしまう可能性があります。
危険ですから自分で判断せず病院へ行きましょう。
納豆の食べ過ぎはカロリー過多になり太る可能性がある
納豆はヘルシーだから、1日数パックをご飯と一緒に食べても大丈夫と感じますが、実は間違っています。
納豆を1つ食べると100kcalあり、2パック食べただけで1杯分のご飯のカロリーに近づきます。
納豆だけ食べていればカロリーは気になりませんが、やっぱり白いご飯、そしておかずや味噌汁など、一緒に食べます。
そうすると、摂取カロリーが高くなり、太る可能性もでてきます。
美味しいので数パックを一気に食べたい気持ちは分かりますが、控え目にしたいですね。
ビタミン過剰摂取による弊害
納豆に含まれるビタミン類のうち、特に多いビタミンB2は摂り過ぎると尿として排出されます。
でも、他のビタミンEやビタミンKは摂り過ぎると、ビタミン過剰症の恐れが出てきます。
ビタミン過剰症になると、疲れや吐き気などが起こることがあります。
また、基本的には病院にて説明があると思いますが、脳卒中や心筋梗塞の治療や血栓症の治療する為に、血液の抗凝固剤「ワーファリン」を処方されます。
つい説明を忘れてしまい、大好きな納豆を沢山食べ過ぎてしまうと、ワーファリンの効果が弱くなってしまい危険です。
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食べ過ぎると体臭が納豆臭くなる?
結論からお伝えすると、食べ過ぎて体臭が納豆臭くなることはありません。
では、なぜ体が納豆臭いと感じてしまうのかというと、以下のようなことです。
- 食べた時にこぼれた納豆が、服などに付いている
- 食事が済んでも口の周りに、納豆の臭いが付いている
- 食べてすぐの口の中は、納豆臭い
- 納豆パックを放置して臭う
など、さまざまな理由が浮かんできます。
この臭いを発している納豆菌は、なかなかいなくなりません。
歯磨きをせず口をゆすいでも、多少残ってしまい、どこに居ても納豆の臭いがすることから、納豆の食べ過ぎで体臭がしていると勘違いをしてしまいます。
また毎日食べ過ぎてしまえば、沢山の量のパックがゴミ箱にあるはずです。
臭いを消すためにも、パックを水洗いすれば軽減されます。
《納豆が体臭予防に》
汗や皮脂は酸化すると臭いを発しますが、納豆を食べると汗や皮脂の分泌を抑制すると言われています。
また、腸内にいる悪玉菌は、体臭の原因となる物質を沢山作っていますが、納豆を食べることで悪玉菌の活動を抑制してくれる働きがあります。
さらに、腸内環境も良くなり便秘も解消されたりするので、体臭の抑制にも繋がります。
但し、食べ過ぎには注意してください。
納豆の食べ過ぎにならない適量は1日1パック!
納豆はたくさんの栄養素を備えたスーパーフードですが、食べ過ぎは色々な栄養素の過剰摂取になります。
以下に、1日の摂取量の上限値を、数パックで越えそうな栄養素をピックアップしています。
- プリン体・・・4パック迄
- 大豆イソフラボン・・・2パック迄
- ナットウキナーゼ・・・1パック迄
※注意
あくまでも納豆だけを食べた時のパック数です。
これらの栄養素は、納豆だけに含まれるものではなく、さまざまな食品に含まれておりますので、同時に摂取し1日の上限を超えてしまった場合は、健康上問題が生じる可能性がございます。
1つずつ簡単に説明していきます。
プリン体
上記でお伝えした痛風の原因の1つでありますが、痛風患者の1日の摂取制限が400mgです。
納豆に含まれるプリン体は1パック56mg前後と比較的少ないのですが、鳥肉や牛肉、豚肉のレバーはかなり多く入っています。
毎日、納豆だけとはいきませんから、食べ過ぎは注意です。
大豆イソフラボン
上記でお伝えしたように、取り過ぎるとホルモンバランスが崩れてしまうことがあります。
食品安全委員会の報告によると、1日の摂取上限は70~75mgまでとされており、納豆1パックには36~40mg含まれています。
この事から、納豆2パック以上だけで食べ過ぎになります。
大豆イソフラボンが含まれている食材を、他にも摂取すれば軽くオーバーしちゃいますね。
※納豆のパックの大きさによって数字が変わります。
ナットウキナーゼ
血液がサラサラになると言われているので、サプリもある程の人気の栄養素。
1日の摂取上限は2000UFになり、納豆1パックには1500UFが含まれております。
現時点では、ナットウキナーゼを取り過ぎて、何か問題が起こったというのはないようですが、食べ過ぎは良くありませんので注意しましょう。
これらを総合して考えると、やはり1日1パックが適量と言えます。
一回でたくさん摂るのでなく、毎日1パックを続けることが大事なのです。
まとめ
納豆の食べ過ぎで考えられるリスクをみてきました。
食べ過ぎによって起こる病気や、さまざまな副作用がありましたね。
いくら好きでも食べ過ぎは良くないか~と思ってしまう私。
あなたも、ちょっとは思ってくれたら、役に立った証拠かな!
納豆が大好きで、数パックをお皿に移して「カーッ」とかき混ぜて、アツアツのご飯にかけて食べると幸せになりますが、ほどほどにして、1日1パックを目安に食べてみてはいかがでしょうか。
納豆は適度に摂取すると健康にも良いです。
納豆の良さを生かすため、適量を守って健康生活に役立ててくださいね。
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