口の端が切れて痛い時ってありますよね。
口はどうしても開けたり閉じたりするので治りにくい!
でも、どうして季節関係なく口の端が切れてしまうのでしょうか。
そこで今回は
- 口の端が切れる7つの原因
- 口の端の切れを短期間で治す方法
この2つをまとめています。
原因を知って早く治して、食べる時に毎回切れてしまうのを無くしていきましょう。
それでは、早速見て行きましょう。
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目次
口の端が切れる7つの原因
口の端にできものができて切れてしまう症状を、口角炎といいます。
これは、口角(口の端)に炎症ができる疾患で、主な症状は亀裂・腫れ・出血になります。
食事やあくびなどで、口を開けると切れてしまう為、治りにくいのも特徴の1つです。
出血してしまうと、かさぶたになっていきますが、白いものが端に付く場合もあります。
では、どうして口の端が切れてしまうのか!7つの原因を見て行きましょう。
ストレスや疲労などの免疫力低下
皮膚や口の中には、カンジダ菌というものがいます。
この菌は、常在菌で誰でも持っており、通常健康であれば体に害を及ぼしません。
但し、ストレスや疲れなどで免疫力が低下すると、菌が異常に繁殖をして悪さをし、それが口角に現れます。
なので、寝不足だったりだるかったりした時、口の端が切れていたら、体力が弱っている証拠とも言えます。
ビタミン不足
口の端が切れてしまう原因として、ビタミンやその他の栄養不足が挙げられます。
- ビタミンA・・・皮膚や粘膜の状態を維持し、免疫力を高めてくれます
- ビタミンB2・・・皮膚などを再生してくれる働きがあります
- ビタミンB6・・・皮膚のバリア機能を高めて、肌荒れや吹き出物を防止してくれます
- ナイアシン・・・皮膚や粘膜の炎症を防いで正常に保ってくれます
これらのビタミンが不足していると、症状が出て治りも悪くなってしまいます。
アトピー性皮膚炎、鉄欠乏性貧血の合併症
アトピー性皮膚炎は、肌が乾燥しやすいので、ちょっとしたことで端が切れやすくなります。
また、乾燥以外にも、お肌の免疫力が弱っていることも挙げられます。
口角炎の発症の1つに鉄欠乏性貧血があります。
名前にもありますが、皮膚などの再生に必要な鉄分が不足していることで口角炎になり易いようです。
乾燥が気になって舐める
唇が乾燥しやすくて、すぐ舐めてしまう癖があると切れやすくなります。
舐めておけば、すぐに治るんじゃないの?と思いがちですが、それは間違いです。
実は、気にしすぎて舐めてしまうと、却って乾燥してしまい悪化してしまいます。
よく、秋などに唇をなめていると赤くなったりヒリヒリしたりしますが、あれも舐め過ぎによる乾燥が原因なのです。
赤ちゃんが指を舐めると、指がかぶれたり、乾燥して荒れてしまったりするのも同じことです。
特に、口の端が切れてしまった時に舐めるのは、逆効果になりますので注意しましょう。
ドライマウス
ドライマウスは、口の中が乾燥して唾液が出にくくなる病気です。
その為、口の中を清潔に保てず、口内炎や口角炎が起こり易くなります。
口の中が乾燥していると、バリア機能が低下してしまいカンジダ菌が繁殖しやすく、皮膚に炎症を起こします。
口の中が渇き気味であれば、ドライマウスを疑いましょう。
胃があれている
口の端が切れるのは胃があれているからと、母に良く言われたものです。
ストレスなどにより胃が痛くなったり、ただれていたり、荒れていると口角炎になり易いそうです。
口の端が切れてしまった時、胃の調子が少しおかしいと感じたら、胃が荒れている証拠と疑ってみましょう。
化粧かぶれ
今までは大丈夫だったのに、口紅やリップなど変えたら、口の端が切れていませんか?
その場合は、化粧かぶれが原因です。
要するに、肌に合っていないと言う事です。
リップや口紅は年々よくなっており、成分も多少変わったり追加されていたりします。
その成分が、たまたま合わない可能性がありますから、違う物に変えてみると良いです。
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口の端の切れを短期間で治す方法
口をちょっと開けても切れちゃうし、食べるときに口を開けても切れるからどうする事も出来ない。
自然治癒をしている人も多いのではないでしょうか。
でも、少しでも早く治したいですよね。
通常、早くて3日くらい、遅くて1週間くらいで治りますが、少しでも短期間で治す方法を、見て行きましょう。
病院に行く
口の端が切れただけで?と思っていてはいけません。
上記の原因でもわかるように、さまざまな原因があります。
あなたの自己判断で「これかな!」と決めつけてしまうのが一番良くありません。
皮膚科のある病院で診てもらえれば的確な診断をしてくれますし、症状によって薬も処方されます。
病院での治療法
軽症の場合は保湿剤、炎症などがあればステロイド剤、より症状が進んでいる場合はビタミン剤を処方されます。
このように症状別に処方され、また他の病気の可能性であった場合でも早期に発見できます。
病院に行くことが一番早く治りますので、おすすめです。
軟膏を塗る
病院に頼らず治す方法としては、軟膏を塗ることです。
常に軟膏を塗っておくことで乾燥せず、もし傷口が開いても痛くありません。
ただ、数時間に1度や飲食をした場合は取れますので、塗り直しましょう。
市販薬でも、チューブタイプの軟膏がありますから、1つ持参しておけば常に塗れて治りも早くなります。
錠剤でビタミンを摂る
病院で処方される中にも、ビタミン剤がありましたね。
食生活から栄養を摂ることが大事ですが、仕事が忙しかったりすると無理があります。
その場合は、口角炎の市販薬でビタミンB2やB6を補い、内側から早く治しましょう。
また、ビタミンが配合されているサプリは?と思いますが、効果は個人差があります。
ストレス発散・体力回復
薬を塗って治しても、免疫力が低下していては意味がありません。
ストレスを感じていたら気分転換をしたり、軽めの運動をしたりして、免疫力アップを図りましょう。
お風呂はリラックス効果が得られるので、ゆっくり時間を掛けて入るといいでしょう。
特に睡眠は体力回復に繋がりますので、快適な睡眠を心掛けるようにしてください。
バランスのいい食生活
中々、バランスの良い食生活を送ろうとしてもできない事が多いです。
毎日では無くても週に1回や2回など、お休みの時に食べ物からビタミンを摂取しましょう。
ビタミンや鉄分が多い食べ物は以下の食材です。
- ビタミンA・・・乳製品、うなぎ、イカ、緑黄色野菜
- ビタミンB2・・・納豆、卵、乳製品、菜っ葉類
- ビタミンB6・・・にんにく、かつお、まぐろ、肉類、バナナ
- ナイアシン・・・レバー、魚類、肉
- 鉄分・・・レバー、貝類、大豆、海藻類、緑黄色野菜
- ビタミンC・・・柑橘類、イモ類、野菜
積極的に食べるように、心がけてみてはいかがでしょうか。
患部を舐めずに清潔にする
患部を舐めることは、状態を悪化させるので、やらないようにしましょう。
軟膏を塗れば、意識的に舐められないので、頻繁に塗るといいです。
また、患部は常に清潔にすることがとても大事です。
菌を取り除き、軟膏を塗って炎症に直接働きかけられるようにしましょう。
まとめ
口の端のが切れる原因と、短期間で治す方法を見てきました。
口の端が切れるという症状は、皮膚の常在菌であるカンジダ菌が、体力の低下で免疫力が落ちたときに炎症を起こすことで発症することがわかりました。
健康で、食生活がきちんとできていれば、口元は切れませんし、かさぶたもできません。
また、乾燥や他の皮膚炎との合併症もありますから、きちんと完治するのであれば、やはり皮膚科での受診がいいようです。
毎日、話したり食べたりする口ですから、体を大事にして早く治しましょう。
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