お風呂に入ると温かくなって、ついウトウトしてしまう事があります。
疲れていると、いつの間にか寝てしまって気付いたら数時間経過していたという経験もあるのではないでしょうか?
でも、生きていたから良いですが、お亡くなりになる事もあります。
お風呂で寝る行為は、誰にでも起こりえることですので注意が必要ですね。
それでは、お風呂で寝てしまうと、なぜ危険なのか?その驚愕の理由を見て行きましょう。
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目次
お風呂で寝ると危険な理由と原因
お風呂に浸かるとウトウトしてきますが、強烈な睡魔が襲ってきていると思っている方も多いと思います。
でも違うんです!実は、意識障害が起きている状態なんです。
もう少しわかり易くお伝えすると気絶をする直前の状態(ウトウト状態)から気絶した状態(寝る)になって行きます。
ではなぜ、気絶する直前の状態が起きてしまうのかというと、42℃以上のお湯に浸かることが原因です。
普通に、熱くないお風呂に入ると血管が開き血流が良くなり血圧が少しだけ下がりますが、熱すぎるお湯に浸かった場合は、血圧が上昇してしまうのです。
この上昇してしまう事を驚愕反応と言います。
驚愕反応について参考にさせて頂きましたので見てみましょう。
突発的に起きた火事や知人の死などの事故により、顔面蒼白・冷汗・動悸・不眠・うろたえ・脱力感など、身体的・精神的反応を生じること
強い精神的ショックを受ける状態の時には、知らずに血圧が上昇してしまうんですね。
なので、熱いお湯に入ると体が強烈にビックリしてしまい、血管が細くなってしまい血圧が上昇してしまうという事です。
そして、ダイエットのリバウンドを起こしたかのように、上昇した血圧が今度は下がり過ぎてしまう現象が体の中で起こっています。
これが続くと、気持ちが良くなり意識障害の状態になってしまうそうです。
意識障害の状態は、体を支える力も無くなってきますので、姿勢が崩れたり首が支えられなって、うっかりお湯が体に入ってしまう事もあります。
その際に、誤って少しでも肺に入ってしまったらお亡くなりになってしまう可能性もあるそうですので、気をつないといけないですね。
お風呂で寝ると危険な人
全員の方が危険になるのですが、その中でも特に危険な方は以下の方です。
- 65歳以上の高齢者
- 食後すぐの入浴する人
- 血圧が高い人
- 42℃以上のお湯に入る人
- 露店風呂が好きな人
この5つに該当する方は、特に注意が必要です。
一つずつ簡単に説明をしていきます。
65歳以上の高齢者
思っている以上に足腰が弱ってきている方もおります。
お風呂でウトウトし始めて、気づいて急に立ち上がろうとすると、血圧が低下してしまっている為、立てなくなる可能性があります。
無理に立とうとすると意識障害を起こしているので、クラクラして転んで怪我をすることもありますので注意が必要です。
ご家族と住んでいれば気にかけるようにしたり、お風呂は40℃以下で、入浴時の温度差をなくしてあげることで少しは防止できます。
食後すぐの入浴する人
食後は胃の中の食べ物が消火不良を起こす可能性があるのと、眠気が襲ってくる可能性が高くなります。
お風呂の温かさと、食後が重なって眠気を増大させることがありますので、食後は1時間以上経ってから入るように心がけましょう。
血圧が高い人
ちょっとした気温や湿度の変化によっても血圧の上下はあります。
お風呂は、気温差などを直に受けやすくなり血圧も急上昇することもあります。
熱いお湯を避け、気温差を極力なくし、お湯の量も半身浴程度に抑えておくとよいです。
42℃以上のお湯に入る人
上記でお伝えしたように、驚愕反応が起こる可能性があります。
寒い季節は、お湯の温度を熱くして一気に体を温めて出る方が良いという方もいらっしゃいます。
気持ちはわかりますが、実際42℃以上のお湯よりは38℃~40℃のお湯にゆっくり浸かった方が体の芯から温まります。
もし入らないと気が済まない方は、温度差を極力少なくして早めに出るようにしましょう。
露天風呂が好きな人
特に冬場の露天風呂はすごく寒いです。
私は露天風呂が好きなので温泉に行ったときは必ず入りますが、とにかく寒いですね。
要するに、少し暖かい大浴場にいて、寒い外に出て熱いお湯に入ることで体もビックリしてしまいます。
冬場は気温差が避けれられませんので、できれば夏場のみにされてみてはいかがでしょうか。
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お風呂の危険から回避する
お風呂で寝てしまうことを少しでも回避出来るようにする方法は3つです。
但し、お風呂で寝てしまう事は体調や個人差もありますので、以下の事を行っても100%防げる物ではありませんので、ご注意ください。
お湯の温度は38℃~40℃くらいに設定
少し肌寒く感じると思いますが、お湯の温度少し低めに設定し、15分~20分ゆっくりと浸かります。
短すぎても長過ぎても、のぼせたり、体が温まらなかったりするので気をつけましょう。
温度が低ければ、急激な血圧の上下運動が無い為、体の負担が和らぎます。
温度差を無くす
部屋や脱衣所、浴室の温度の差を無くす事も重要です。
温度差があり過ぎるとヒートショックなども起こしやすくなりますし、熱いお湯に入りたくなってしまいます。
私が実践しているのは、入浴前はコタツで温まり、脱衣所にヒーターと浴室は暖房を付けます。
体がこたつで温かいのと、浴室の暖房を「強」にしておくと結構熱いので、お風呂に長く入ろうと気になりません。
やってみてくださいね。
眠気が来たらゆっくり出る
もう少し温まりたい気持ちがあると思いますが、眠気が襲ってきたら、ゆっくりと立ち上がって出るようにします。
急に立ち上がるとクラクラして危険です。
もう少し温まりたいのであれば、一度出てシャワーの温度を43℃くらいに設定して2分程浴びると温まります。
まとめ
お風呂で寝ると危ない驚愕の理由についてみてきました。
お風呂に入ってウトウトするのは、やってしまいがちですが、意識障害が起きているので注意が必要ですね。
正しい入浴にはリラックス効果がある為、1日の疲れを取るには有効な手段です。
入浴中は一人でいる方も多い為、自分で危険から身を守るのと、何より高齢のご家族がいれば守ってあげたりも出来ます。
危険ではない入浴を心がけて行きましょう。
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