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乳酸菌は、腸内環境を整える働きや便秘の解消など、さまざまな役割をしてくれます。

最近はヨーグルトだけでなく、サプリやチョコレート、青汁にまで含まれるようになりました。

様々な食品に入っている体に良い乳酸菌ですが、お米のとぎ汁で作れるんです。

 

あなたは、お米のとぎ汁ってどうしていますか?

殆どの人は捨ててしまいがち、でも色々と使用する用途があります。

今回は、そんな捨てちゃうお米のとぎ汁を使って乳酸菌を作り、何に使うのかをまとめています。

是非参考にして見てください。

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お米のとぎ汁を使って乳酸菌の作り方

お米のとぎ汁で作る乳酸菌は、味噌や醤油、漬物などの植物系乳酸菌です。

乳酸菌を作るには、かなり濃いとぎ汁が必要となります

その為、500mlのペットボトルでの作り方をお伝えしていきますが、2ℓのペットボトルしかない場合は材料を4倍してくださいね。

それでは、作ってみましょう。

 

《材料》

  • お米3合
  • 黒砂糖15g程度
  • 天然の塩(にがり入り)5g程度
  • ミネラルウォーター500ml
  • 500mlのペットボトル

お米は購入してから時間が経っていると、発酵しにくくなってしまい失敗の原因です。

出来る限り新しいもので、無農薬のお米にします。

 

黒砂糖やにがり入りの天然塩、ミネラルウォーターにするのは、上手く発酵させる為です。

もし無ければ、普通の砂糖や塩でも構いませんが、水だけは煮沸してカルキを抜いてから使ってください。

 

発酵する時にガスが発生して膨張する為、ペットボトルを使いましょう。

ガラス瓶を使用すると膨張に耐えきれず、割れてしまう事がありますので、使用しないでください

 

材料を揃えたら、いよいよ作って行きましょう。

「最初~保管するまでのやり方」と「保管~完成までにやること」の2つの工程に分けて見て行きましょう。

 

最初~保管するまでの作り方

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  1. とぎ汁は、一番濃い最初に研いだものを使用します。
  2. 500mlのミネラルウォーターを全部入れて米を一気に研いでいきます。
  3. お米と、とぎ汁に分けます。
  4. とぎ汁を、こぼさないようにペットボトルに入れます。
  5. その中に、黒砂糖と天然塩をいれ、蓋をして振ってかき混ぜます。
  6. 人肌くらいの温度(30~40℃)を保って、3~7日で発酵してきます。

ここまでが第一段階です。

ペットボトルが大きくて、とぎ汁が足らなければ2番目に研いだものを足しましょう。

 

また、ペットボトルに砂糖と塩を入れる時は、口が狭いのでコピー用紙を三角形の筒状にして流し込むように入れると良いです。

 

保管をする際の温度管理をしっかりやらないと、失敗の原因となります。

人肌に保つことがコツですが、発砲スチロールの箱の中にケットなどに包んで入れ、湯たんぽを入れて温度調整をしたりします。

コタツを弱にして入れておくと温度が一定の為、管理しやすくなりますよ。

 

保管~完成までにやること

  1. 1日2回ペットボトルを良く振って混ぜるのと、1日1回はフタを開けてガスを抜きをします。
  2. ガス抜きをした際に、炭酸飲料を開けたときの音や、甘酸っぱい臭いがしていれば完成です。

愛着を持って温めて、ガス抜きとかき混ぜをしてあげると良いでしょう。

 

また、甘酸っぱい臭いがしたら一度、舐めて確かめましょう。

何も味が無ければ、あと2日~3日保管してあげるとよいです。

もし、保管して開けた際に、異臭がしたら雑菌が繁殖しているので捨てて下さい。

 

完成後は常温保管をする為、長期保存はできません

出来る限り早めに使い切り、こまめに作るようにしてくださいね。

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乳酸菌の使い方

お米のとぎ汁で作った乳酸菌は、さまざまな使い道があります。

それでは使い方を5つ紹介していきます。

 

豆乳ヨーグルトを作る

そのまま飲むことはできますが、もし抵抗があるなら、豆乳のヨーグルトを作ってみませんか。

植物系なので、大豆との相性は抜群です。

 

《用意するもの》

  • 豆乳
  • 乳酸菌(豆乳の10%)
  • 黒砂糖またはハチミツ
  • 天然の塩
  • 材料をいれる蓋つきのパックか瓶

 

《作り方》

  1. 他の菌の繁殖を避ける為、瓶や容器は熱湯をかけて消毒しておきます。
  2. 豆乳10に対して、乳酸菌1の割合で容器に入れます。
  3. 黒砂糖小さじ1か、ハチミツ小さじ2をいれます。
  4. 塩をほんの少しだけ摘まんで入れたら、蓋を閉めてかき混ぜます。
  5. そのまま常温で一晩おけば完成です。
  6. 完成したら冷蔵庫にいれて15時のおやつに食べちゃいましょう。

 

家庭菜園などの肥料

お米のとぎ汁を乳酸菌に変えて家庭菜園などの肥料にすると、元気よく育っていきます。

 

2つ注意点があります。

1:原液の乳酸菌は必ず500倍~1000倍に薄めて使いましょう。

2:肥料として与え過ぎも良くありませんので、月に1~2回を目安にあげます。

 

化粧水としてお肌につける

市販の化粧水に乳酸菌入りがあるくらい、お肌に良いとされています。

自分で作った乳酸菌は、天然成分100%の化粧水ですね。

 

乳酸菌は、ターンオーバーを手助けしてくれる役割や、美肌効果もあります。

沢山作ってあるので、化粧水で使用するのであればパシャパシャたっぷり使って、肌環境を整えましょう。

 

消臭剤として使う

乳酸菌が入っている消臭剤がありますね。

乳酸菌のちからで雑菌の繁殖も抑え、においを消してくれるので、臭いを元から絶つことができます。

 

特に、キッチンの生ゴミの臭いや、ゴミ箱にひと吹きできるので便利です。

お子様がいるご家庭であれば、天然成分ですから安心して使えます。

 

キッチンのお掃除用具に変身

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市販の洗剤を使うと手荒れがするとか、使い過ぎが気になるなら沢山作った乳酸菌を使いましょう。

小さい容器やスプレーボトルに入れ、フライパンの油汚れや食器洗いに使うといいですよ。

また、コンロ回りの油はね汚れもよく落ちます。

 

シンクにもスプレーしておけば、排水口や三角コーナーのぬめりも防げます。

手に優しいのがいいですね。

 

お風呂に入れる入浴剤でスベスベお肌

お米のとぎ汁で作った乳酸菌をたっぷりお風呂に入れれば、ちょっとした温泉気分になります。

化粧水でも使えるくらいお肌に良いので、肌もスベスベになります。

 

また、臭いを消す働きもあるので、体臭が気になる方にはもってこいですね。

 

但し、お風呂に入れるにも化粧水で使うにしても肌に触れます。

作った乳酸菌は常温で保管をする為、日持ちがしません。

当然、ペットボトルの蓋を開けたり閉めたりしていると、他の雑菌が入り込む可能性があります。

 

あまり保管をし過ぎず、作ったらすぐに使ってしまった方が安全に使えますよ。

 

まとめ

お米のとぎ汁から乳酸菌を作り方と使い方についてみてきました。

とぎ汁が乳酸菌に!って思いましたが、環境や条件が揃ってしまえば案外簡単に作ることができます。

 

お米のとぎ汁は沢山の使い方があっていいですね。

ヨーグルトや化粧水、そしてお掃除用品や消臭剤などです。

作ったものは、天然成分100%ですから地球にも優しく安心ですね。

 

このように、再利用できるので捨てるのなんてもったいないです。

是非作って、植物系乳酸菌の効果を実感してみてください。

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