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日常生活で鼻水がいきなり垂れてくることがあって慌てることがあります。

花粉の飛ぶ時期だけでなく、アレルギー反応が起きた時や、熱いものを食べたときに前触れなくタラ~っと出てきます。

すすっても止まらなくて、上を向いたり慌ててぬぐうこともしばしば。

 

鼻水はどうして出るのか?

意味があるのか?

できれば出したくないですよね。

鼻水が垂れてくる原因は何かや、どうすればいいかなどを早速、見ていきましょう。

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鼻水が出てくる鼻の役割

鼻水が垂れてくる原因の前に、鼻がどんな役割をしているのかを知ることで、なぜ鼻水が垂れるのかが理解しやすくなります。

それでは、見て行きましょう。

 

鼻は呼吸するときに大切なのはわかりますが、鼻水がどうして出るのか不思議です。

邪魔なだけな気がしますが、ちゃんと意味があるようです。

体にとって、鼻はどのような役割があるのか、まずそこから見ていきましょう。

 

呼吸をするとき、ほとんど鼻から息を吸いますが、鼻から外気を取り入れる時、空気には寒暖差があったり、乾燥していたり、チリやホコリ、菌が紛れていたりと厄介です。

それらを上手く調整して、体内に入らないするのが鼻の大きな役割と言えます。

  • 加湿の役割
  • フィルターの役割

この2点が主な役割になりますので、1つずつ説明していきます。

 

《加湿の役割》

ちょっと気持ち悪いですが、マイクロスコープなどで見ると鼻粘膜には線毛という絨毯みたいな、ごく細の短い毛がびっしり生えています。

また、鼻腺が絶えず微量の粘液を分泌させていて、それが線毛の動きで驚くことに1日約1リットルも出しています。

これによって、鼻の中の空気は加湿され粘膜へ流れてく血液で温められて、温かい湿った空気が喉を通って肺に送られているのです。

喉を守っているのは、鼻が加湿器の様な役割をして乾燥した空気を体内に取り入れないようにしているからです。

 

粘液が1日1リットルも出ているのに、鼻が垂れないのは出てきた粘液を線毛が少しずつ動いて、奥へ運んでいるんでいるからです。

その後、粘液は空気中のホコリやウイルス(菌)などが付着して「たん」となって外に出たり、お腹の中へ運ばれます。

 

《フィルターの役割》

お風呂の換気扇などに付いているホコリを取るフィルターの様に、鼻は外からの空気を洗浄する働きも持っています

鼻毛は伸びたり多いと邪魔な気がしますが、ちゃんと防御する役目を持っています。

ですので、無理に鼻毛取りで抜いたりするとフィルターが無くなってしまうので気をつけてくださいね。

 

目には見えない細菌やウイルスをまずキャッチし、さらに奥に粘膜があり、鼻毛で防げなかった小さいウィルスを防ぐフィルターのような役割があるのです。

この様に役割を分担しながら、肺への侵入を防いでいます。

 

鼻水はどんな時に垂れてくる?

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鼻の中の粘膜は、鼻線と毛細血管があり、ここで鼻水が作られます。

鼻の中にホコリやウイルスなどの異物が入ると、鼻線が刺激されて、鼻水が分泌され、洗い流すように指示が出て体の外に出そうとします。

鼻水も原因によって色や状態に違いがありますので見て行きましょう。

 

1:透明でサラサラな鼻水

鼻が異物を感じて、外に出そうと準備をしている段階の状態です。

風邪やインフルエンザの原因になる細菌やウィルス、花粉やダニ、ハウスダストの原因になるほこりなどをキャッチしています。

風邪の初期症状ときやアレルギー性の鼻炎、花粉症、寒冷アレルギーでも透明のサラサラな鼻水が出ます。

 

まだ完全に体内に入っていない状態なので、風邪の初期症状などは、この段階できちんと対処すれば、こじらせることはなくなります。

花粉やアレルギーなどは、同じような鼻水でも風邪の症状とは違いますので、マスクや飲み薬で対処していきましょう。

 

2:白っぽい、もしくは黄色の鼻水

この鼻水は風邪が悪化した時などに良く出てきますね。

結構ドロッとした鼻水ですが、これは体内にウイルスが入った時に体内の白血球とウィルスが戦います。

それにより、両方の抜け殻が黄色い鼻水となって出てきます。

 

たくさん出るのは、体が頑張っている証拠だと思ってくださいね。

そこで負けないように、よく食べて体力をつけて、免疫力をアップさせて早く治していきましょう。

 

3:緑色の鼻水

緑色の鼻水が出たら、ちょっと怖いですが、実際風邪がかなり進行してしまうと、黄色が濃くなって薄緑色になります。

ここまで来てしまったら自力で治すのでは無く1日も早く病院で見てもらいましょう。

 

また、進行すると慢性副鼻腔炎(蓄膿症)になるかもしれませんから、市販薬などで様子を見るのではなく、病院で適切な治療をおすすめします。

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鼻水を止める方法

鼻水が出るメカニズムや原因がわかったので、鼻水を止める方法も見て行きましょう。

 

1:水を口に含んでから飲む

普段、鼻水は喉を通って食道に入りますが、強制的に鼻水を外に出したときはそれができていない状態なので、水を飲むことでそれを促す効果があるのです。

やり方は簡単です。

  1. 少量の水を口に含み、1分~2分しばらく放置します。
  2. だんだん水と唾液が混ざってきますので堪えてます。
  3. 最後は一気に飲み込みましょう。

驚くほどすっきりと鼻水が止まります。

サラサラ透明な鼻水が出たときに、是非試してみてください。

 

2:深呼吸をした後、息を止める

鼻をかみ終わったら深く息を吸って、ゆっくりと全ての息を吐き出します。

その後、鼻をつまみ、頭を上下にゆっくりと動かし我慢できるまで上下し続けましょう。

 

3:マスクをする

外からの異物や外気との温度差を防ぐのにはやはりマスクが一番といえます。

なるべく隙間ができないタイプや、加湿できるタイプなどで鼻を守りましょう。

 

4:鼻炎薬を使う

アレルギー性鼻炎の場合、簡単には止められません。

自覚があったり、耳鼻咽喉科に受診しているなら、鼻炎薬を飲用したり、スプレーを点鼻し常備しておくことが大切です。

但し、単に鼻水を止めたいからという理由で市販薬を乱用するのはドライノーズの原因にもなりますので止めましょう。

参考※冬だけ鼻づまり!?驚きの理由がこれ!

 

鼻水を止める方法を見てきましたが、鼻づまりを解消するやり方と共通点があります。

鼻づまりがつらい!すぐに効果のある6つの方法』も参考にしながら、やってみてください。

 

熱いものを食べたとき鼻水が垂れてくる

辛い物や鍋、ラーメンを食べていて急に鼻水が垂れてきて慌てることがよくあります。

では、どうして垂れてくるのでしょうか?

それは、熱いものは湯気が出ますが、その熱い空気がそのまま体内に入らないように、鼻が一旦冷やそうとする為、鼻水が出るのです。

 

また、辛い物には香辛料が入っていますが、それが熱によって蒸発し、鼻の中に付着します。

それが細菌やウィルスなどのように異物とみなされ、排出するために鼻水が出るのです。

 

有効な手立ては、鼻に入らないようにするのが大事なので、ちょっと冷めてから食べるか、鼻をハンカチなどで押さえながら食べるかなどです。

押さえながら食べるのはちょっと食べにくいですので、水を摂取しながら食べる方法が良いかもしれませんね。

 

まとめ

鼻水が垂れてくるメカニズムや原因、対処方法などをみてきましたが、垂れてくるのは鼻が体を守ってくれている証です。

突発的に垂れても、対処方法が分かっていれば安心ですね。

 

私の母親は花粉症や風邪などで数カ月は、マスク姿で鼻水も出ています。

今回のやり方を知ってから教えてあげたら、だいぶ楽になったみたいですよ。

ただ、その時の体調やアレルギー反応の度合によっても違いがありますので、その時々に合うやり方や、あなたに合うやり方を見つけてみてください。

 

最後に鼻水が垂れてきたら鼻を守る為に、まずはマスクをして下さいね。

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